ネット信用取引

自動売買とは

自動売買とは、国内株式注文においてある条件を設定し、その条件に合致した場合に金融商品取引所に注文を執行するという発注方法です。

ネット信用取引口座開設時に通常の指値注文と成行注文に加えて、以下の自動売買をご利用いただけます。

逆指値

一般的な指値注文とは逆で、売買注文時から「指定の株価まで上がったら買い」、「指定の株価まで下がったら売り」とする方式です。成行、指値、不成の指定が可能です。
なお株価以外にも、日経225やTOPIXなどの指数を発注の条件として指定することができます。

活用事例

例1

「指定の株価まで上がったら買い」
2,500円を超えたら、さらに上がると思うので成行で買いたい。

「指定の株価まで上がったら買い」2,500円を超えたら、さらに上がると思うので成行で買いたい。
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例2

「指定の株価まで下がったら売り」
持っている銘柄が、2,050円を切ったら損失が拡大する前に2,050円の不成で売りたい。

「指定の株価まで下がったら売り」持っている銘柄が、2,050円を切ったら損失が拡大する前に2,050円の不成で売りたい。
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W指値®

指値注文と逆指値注文の両方を同時に設定できる方式です。設定した条件に合致した場合、逆指値として指定した条件に訂正されます。成行、指値、不成の指定が可能です。なお株価以外にも、日経225やTOPIXなどの指数を発注の条件として指定することができます。

活用事例

例1

2,500円になったら売りたいが、2,300円を切ったら損失が拡大する前に成行で売りたい。

2,500円になったら売りたいが、2,300円を切ったら損失が拡大する前に成行で売りたい。
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例2

2,500円になったら売りたいが、2,300円を切ったら2,290円で売りたい。どちらの条件も満たさなかった場合は大引けで売りたい。

2,500円になったら売りたいが、2,300円を切ったら2,290円で売りたい。どちらの条件も満たさなかった場合は大引けで売りたい。
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トレーリングストップ (自動修正付き逆指値)

高値安値に合わせて、リアルタイムで逆指値を自動修正する売買です。

「安値+○○円といった値幅を指定し、指定条件以上になったら成行で買い」、「高値-○○円といった値幅を指定し、指定条件以下になったら成行で売り」とする方式です。発注時点での高値、安値からプラスまたはマイナスの値幅を指定しますが、その後の価格変動による高値安値に合わせて逆指値が修正されます。

活用事例

現値841円、安値840.8円。

下落基調でまだ下がりそうだが、下げ切った後は、反発すると思うので「安値+10円」のトレーリングストップで買いたい(逆指値850.8円)

株価は、815円まで下がり逆指値は825円となり、825円まで株価がリバウンドしたところで成行の買いが発注されます。

現値841円、安値840.8円。下落基調でまだ下がりそうだが、下げ切った後は、反発すると思うので「安値+10円」のトレーリングストップで買いたい(逆指値850.8円) 株価は、815円まで下がり逆指値は825円となり、825円まで株価がリバウンドしたところで成行の買いが発注されます。
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トレーリングストップと逆指値の違い

トレーリングストップ 高値(安値)が更新すれば、それにあわせて同一値幅で自動的に逆指値が変更になる(逆指値が切り下げていく)
逆指値 発注した時点の逆指値の条件は変わらない

リレー注文®

「A株が買えたらB株を売る」、「A株が売れたらB株を売る」のように連続発注を予約する注文方式です。

元々発注されている注文に対しリレー指定を選択し発注を行います。
選択した注文が全約定した際に予約したリレー注文®が発注されます。

活用事例

A株 520円(指値)1,000株買いの注文が全約定したら、以下3つの複数銘柄の注文を発注。
B株 売り380円 2,000株
C株 売り成行 1,000株
D株 買い 不成 700円 1,000株

A株 520円(指値)1,000株買いの注文が全約定したら、以下3つの複数銘柄の注文を発注 B株 売り380円 2,000株 C株 売り成行 1,000株 D株 買い 不成 700円 1,000株
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Uターン注文®

買い注文の発注と同時に、その銘柄の売り注文を予約で発注することができる注文方式です。

買い注文発注直後に、Uターン注文®の売却方法を設定する画面に切り替わり、発注を行います。信用取引の場合、「新規注文→返済注文」となるため、売建注文からUターン注文®を行うことも可能です。

活用事例

指値820円の買い注文を発注し、約定したら指値850円で売りたい。

指値820円の買い注文を発注し、約定したら指値850円で売りたい。
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±指値®(プラマイ指値)

種類 概要
始値±指値 当日の始値からプラスまたはマイナスの値段を指定し、指定条件になったら成行注文もしくは設定した値段で発注する方式です。
終値±指値 前日の終値からプラスまたはマイナスの値段を指定し、指定条件になったら成行注文もしくは設定した値段で発注する方式です。
約定±指値 Uターン元注文の約定単価からプラスまたはマイナスの値段を指定し発注する方式です。
約定±逆指値 Uターン元注文の約定単価からプラスまたはマイナスの値段を逆指値で指定し発注する方式です。
約定±W指値 Uターン元注文の約定単価を元に「約定±指値」と「約定±逆指値」の注文を同時に発注する方式です。

活用事例

始値±指値の例

株価が「始値+50円」以上になったら、成行で買いたい。

株価が「始値+50円」以上になったら、成行で買いたい。
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終値±指値の例

株価が「終値-50円」以下になったら、「終値-49円」で売りたい。

株価が「終値-50円」以下になったら、「終値-49円」で売りたい。
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約定±W指値の例

指値530円で、買いの繰越注文を出しておき、
この買い注文が約定したらUターン注文®を発注する。

このUターン注文®で、「約定単価+50円」で指値をしつつ、もし「約定単価-20円」以下になったら損失が拡大する前に成行で売りたい。

指値530円で、11営業日先までの買いの繰越注文を出しておき、この買い注文が約定したらUターン注文Rを発注する。 このUターン注文Rで、「約定単価+50円」で指値をしつつ、もし「約定単価-20円」以下になったら損失が拡大する前に成行で売りたい
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時間指定注文

種類 概要
指値・成行 「○○時○○分になったら発注する」といった指定された時間に発注を行う注文方式です。
取消付き指値 指値注文を発注し、発注完了より「○○分後までに約定しなければ注文を取消す」といった注文方式です。
訂正付き指値 指値注文を発注し、発注完了より「○○分後までに約定しなければ注文を訂正する」といった注文方式です。
W指値 W指値®で指定された逆指値の指定条件か、発注完了より「○○分後までに約定しない」場合のどちらかの条件を満たした場合に、注文を訂正するといった注文方式です。

活用事例

訂正付き指値の例

指値700円で発注、発注完了より30分後までに約定しない場合、指値700円を成行に訂正。

指値700円で発注、発注完了より30分後までに約定しない場合、
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W指値の例

指値700円で発注、株価800円以上、または、発注完了より30分後までに約定しない場合、指値750円に訂正。

指値700円で発注、株価800円以上、または、発注完了より30分後までに約定しない場合、指値750円に訂正。
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IOC(Immediate or Cancel order)

「Immediate or Cancel order」の略で、指定した株価かそれよりも有利な株価で、即時に一部あるいは全部の数量を約定させ、約定しなかった注文数量は失効となる方式です。

注文が板に残らず、発注した後すぐに約定または失効の結果がわかります。「この条件であれば約定させたい、今すぐ約定しなければ残りはキャンセルしたい」というような発注が可能となります。

活用事例

  1. 指値1153円でIOC買い指値で20単位を発注
  2. 1151円の5単位と1153円の8単位で約定
  3. 残りの注文7単位は、板に表示されず自動的に失効
A株 520円(指値)1,000株買いの注文が全約定したら、以下3つの複数銘柄の注文を発注 B株 売り380円 2,000株 C株 売り成行 1,000株 D株 買い 不成 700円 1,000株
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メリット

  1. 相場急変時に未約定分の注文が約定するリスクが回避できます。
  2. 不公正取引と判定される懸念を避けることができます。

重要事項(投資する場合のリスク・留意すべき事項)

契約締結前交付書面には、投資判断されるために必要な内容が記載されています。
お取引き前に契約締結前交付書面をお読みください。

信用取引の契約締結前交付書面(ネット信用取引)