「Mirai Value」サービス紹介 分散投資の効用と長期投資の意義とは

2023/8/28
分散投資の効用と長期投資の意義とは 「Mirai Value」サービス紹介

「Mirai Value(ミライバリュー)」は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のファンドラップサービス(投資一任型サービス)です。複数の資産を組み合わせたポートフォリオをもとに、プロのリスクマネジメントによる国際的な分散投資を行うことが可能です。さらに、少額から毎月コツコツと自動で積み立てられるので、長期的な資産形成が期待できるでしょう。当記事では、分散投資の効用と長期投資の意義について解説します。

資産を分散することでリスクを抑え、リターンを安定化させる

資産運用において、分散投資の考えはとても重要です。分散投資には「資産の分散」や「時間の分散」、「地域の分散」等があります。

これらのうち、資産を分散させると、どのような効果が期待できるでしょうか。資産にはそれぞれに特徴があり、異なる値動きの資産に投資することで価格変動のリスク等を軽減でき、安定した運用成果を目指すことができます。

たとえば一般的に、景気が良くなると株価は上昇します。さらに、国内株式は外国株式と比べて市場動向などを調べやすく為替リスクも発生しない一方で、過去のデータを見ると米国株の方がパフォーマンスとしては高い傾向があります。

また、新興国は高い経済成長が期待されるため、新興国株式は米国株などをしのぐ上昇を遂げることがあるものの、その分値動きの幅が大きくなりがちで急落に見舞われるケースも想定されます。

債券についてはどうでしょうか。一般的に景気が悪化している状況で債券価格は上昇する傾向があります。債券の特徴として、日本国債をはじめとする国内債券は、相対的に安全性が高い投資対象である半面、足元のような低金利環境では得られる利回りが非常に低くなっています。外国債券は、国内債券よりも利回りが高くなる傾向がありますが、外貨建てとなるため為替変動の影響を受けるでしょう。

なかでも新興国債券は、さらに高い利回りを期待できるものの、為替変動リスクとあわせて発行体(ここでは債券を発行する国)の信用力が相対的に高くないことに留意が必要です。

このように資産には一長一短があり、組み合わせて分散投資を行うことで一つの資産の価値が目減りするときにも、異なった値動きをする資産がカバーする効果を期待できます。

もちろんあらゆる資産の価値が下落する局面を迎える可能性もありますが、一つの資産に集中して投資するよりも相対的にリスクを抑えられ、安定的なリターンを期待できます。

長期投資が目標とするリターン獲得の可能性を高める

長期投資にはどのような意義があるのでしょうか。長期投資の大きなメリットは複利効果を得られるという点です。長期投資を行う上で「複利」を理解することはとても重要です。

単利とは元本に対してのみ金利が付き、複利はそれまで受け取った金利と元本に対して利子がつく計算となります。
こちらのグラフでは、10万円を30年間単利・複利それぞれ年率5%で運用した場合の比較をしています。

10万円を30年間年率5%で運用した場合

出典:三菱UFJモルガン・スタンレー証券
(画像=株式会社ZUU)

同じ10万円の元本が、単利と複利では30年後に約18万円の差がうまれます。
複利で運用することでより効率よく、時間を味方につけた運用成果が期待できます。また、この複利効果は期間が長期にわたるほど、効果が大きくなるため、長期運用は目標とするリターン獲得の可能性を高めると言えるでしょう。
また長期運用は短期運用と比較して収益の振れ幅を抑える効果が期待できます。

さらに、先ほどご説明した、分散投資と合わせて長期投資を行うことで投資効率を上げる効果が期待できます。分散投資によって、各資産からうまれる金利・配当収入で時間を掛けてリターンを積み上げることによりリスクを抑えながら安定的な運用収益の確保を目指していくことが重要です。

公的年金の原資も、長期の分散投資によって運用されている

実は、私たちの公的年金の原資も長期の分散投資で運用されているのをご存じでしょうか。その運用を担うGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2022年9月末時点における運用配分比率は、以下の通りです。

出典:GPIF「2022年度第2四半期運用状況(速報)」をもとに株式会社ZUUが作成
(出典:GPIF「2022年度第2四半期運用状況(速報)」をもとに株式会社ZUUが作成)

実際の運用状況を見てみると2022年度第2四半期(7~9月)は-0.88%(2022年度第2四半期運用状況(速報)期間収益率)でした。

これは、インフレの進行を受けて米連邦準備理事会(FRB)が連続で大幅利上げを実施し、そのことを株式市場が悲観して8月中旬ごろ~9月にかけて世界的に下落基調が鮮明になったのが一因といえるでしょう。当時、GPIFの理事長もホームページ上で次のようにコメントしました。

米国に続きユーロ圏でも中央銀行が利上げに着手したこと等から、欧米を中心に金利が上昇(債券価格は下落)し、為替は対ドルで円安が進行しました。また、こうした金融の引き締めによる景気後退への警戒感等から、内外の株式市場は下落しました。

出典:GPIF

運用状況はやや芳しくありませんでしたが、分散投資を行っていたことで株式に資金が偏っていたケースよりもダメージが小さかったと考えられます。

長期の分散投資を貫いているからこそ、“守ってふやす”が可能に

ファンドラップサービス「Mirai Value」では、大切な資産を“守ってふやす”ことを目指しています。世界中に幅広く投資するポートフォリオのもと、初期投資金額10万円、毎月1万円から手軽に積み立てられることからも、まさに長期の分散投資を提案しています。

「資産の分散」や「時間の分散」「地域の分散」など特性や値動きの異なる複数の資産に分散し、長い時間をかけて運用することが“守ってふやす”ための運用における王道だと言っても過言ではないでしょう。

    上記は三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が提供するスマートフォン専用の資産運用サービス「Mirai Value」について、株式会社ZUUが取材・編集して作成した情報提供用の記事であり、記事で紹介している情報は過去の実績等であり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。また、上記サービスの利用を推奨するものでも、将来の値上がりを保証するものでもありません。

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Mirai Valueについて

  • 本サービスは、投資一任契約により当社がお客さまに代わって国内公募投資信託にて運用を行いますが、これらの運用成果はすべてお客さまに帰属します。
  • 投資一任契約の締結にあたっては、あらかじめ「投資一任契約の契約締結前交付書面(Mirai Value)」、「Mirai Value投資一任約款」、および「(各投資信託)目論見書」の内容をよくご確認、ご理解いただき、最終的なご契約の締結はお客さまご自身でご判断ください。
  • 手数料その他費用概要:本サービスの直接的な手数料は運用資産の時価評価額の1.1%(年率・税込)かかります。
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  • 投資信託の価額は、株式相場・金利水準・為替相場・不動産相場等の変動、実質的に投資している有価証券等の発行体の倒産や財務状況または信用状況の悪化等に伴い変動します。したがって、運用成果によっては損失を被り、投資元本を割込むおそれがあります。
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