用語解説

ETF(イー・ティー・エフ)/上場投資信託(じょうじょうとうししんたく)

ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれます。
ETFは投資信託の一種で、価格が日経平均株価(日経225)TOPIX指数など特定の株価指数や金価格など特定の指標に連動するように運用されているパッシブ運用型のETFと、連動対象となる指標が存在しないアクティブ運用型のETFがあります。上場投資信託、という名前のとおり、金融商品取引所に上場されており、金融商品取引所の取引時間内であれば、任意のタイミングで売買が可能です。

ETFの種類

2020年3月現在、東京証券取引所に上場されているETFは200銘柄以上あり、うち80%以上が国内で組成された国内籍ETFです。
これらETFには、国内・海外の株価指数、REIT(不動産投資信託)、コモディティ(原油や金、穀物などの商品)などと連動した値動きを目指して運用が行われているものもあります。

ETFのメリット

ETFは、投資信託と株式投資の良い点をそれぞれ持っており、さらにその運用手法により信託報酬などの費用も低めといったメリットがあります。詳しくは、下記のとおりです。

  • 上場しているのでいつでも売買可能

    ETF以外の一般的な投資信託は非上場のため、基準価格が1日1回しか変わりません。
    ETFは上場しているので、金融商品取引所の取引時間内であれば、株式と同じように値動きを見ながら好きなタイミングで売却や購入をすることができます。
  • 簡単に分散投資ができる

    株式投資では、1社ずつ選んで株を購入します。そのため、たとえ市場全体が好調でも、保有している株が値下がりすれば損をしてしまいます。
    一方、株価指数やREIT指数に連動するタイプのETFなどは複数の銘柄に投資をしているため、リスクを分散できます。具体的にどの銘柄に投資をしているのかは、ETFによって異なります。
  • 信託報酬が安い(パッシブ運用型)

    ETFは、さまざまな指標に連動するように投資が行われる「パッシブ運用型」と、連動対象となる指標が存在しない「アクティブ運用型」があります。一般的に、「パッシブ運用型」は「アクティブ運用型」に比べて信託報酬が低めです。
    ただし、売買をする際は別途、売買手数料がかかります。

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