現在、私はセールスが顧客から汲み取ったニーズを満たす、債券にデリバティブを組み込んだ仕組債のオーダーメイドのほか、新商品の開発および戦略立案を担当しております。オーダーメイドと一口に言っても、セールスの窓口になって、仕組債の発行体や外資系金融機関、自社のエクイティ部などと交渉しつつ商品を組成するだけでなく、マーケティング活動や営業支援にも携わるなど、その担当領域は上流から下流に至るまで多岐にわたります。また、最近では業務効率やサービス品質の向上に向けて、ワークフローの見直しに伴うシステムの開発・改修にも携わることが増えてきました。どの仕事も開発という上流工程からスタートするため、社内外含めコミュニケーションは欠かせなく、なおかつスピードと質が必須な緊張感のある職場です。
現在の部署に配属する前はリテール営業を担当していたのですが、当時の上長に今後携わりたい業務やキャリアプランを相談した時に、私自身の適性や志向を汲み取っていただいたのか、その翌年に異動となって現部署に着任となりました。それから数年の間で、抜本的な業務フローの改善や外国株の運用ルール見直しなどの壮大なプロジェクトに携わらせていただきました。前者は組成業務のデジタル化です。以前はセールスから電話やメールなどでニーズを汲み取って開発するアナログなフローでしたが、そのプロセスを自動化する「仕組債トータルプロセスシステム」を構築したことにより、依頼数を倍以上に上げることに成功しました。フローに携わる一員として、このシステムの使いやすさや効率性向上のため積極的に開発チームへの意見の発信に努めました。後者は長年にわたって試行錯誤されていた、運用の規定変更の実現です。外国株を参照した商品を組成するにあたり、コンペにて他社に負けない提案力を確立するべく、税務リスクをクリアしたアグレッシブなリスクコントロールにチャレンジしました。多くの先輩社員が挑んだ難攻不落の課題でしたが、社内外との相談を経て無事に成し遂げることができ、業務量の拡大に貢献することができました。
当社には日本だけでなく、世界を舞台にした仕事に携わるチャンスがあります。私自身、毎年海外留学を経験するような学生時代であり、私生活でも外国語があふれている環境だった為、グローバルという言葉が身近な中で育ってきました。そのバックグラウンドがあるからこそ、MUFGグループという基盤を持ち、モルガン・スタンレーとのジョイントベンチャーである当社のポテンシャルを最大限に活用して、いずれ海外拠点も視野に入れたキャリアを歩みたいと思っています。一人ひとりのチャレンジ精神に真正面から応えてくださる環境があり、一つの価値観にとらわれず、自分を信じて突き進んできた、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが所属しているのが当社です。上を向いてひたむきに挑み、自分の想いを持って努力をし続けていけば、必ず道が開けてきます。自分の将来を見据えた先に当社が見えてきましたら、ぜひ一緒に大きなマーケットに挑戦しましょう。
ビジネスチャンスの創出や自己の研鑽には時として失敗を恐れずに、挑戦することが求められます。安全圏にとどまらず自分自身を鼓舞し挑戦し続ける、そんな人でありたいです。